2017

また一年が終わる。年々、流れる時間が早くなっている気がする。

2017年、怒涛の一年だった。想定外のことばかりだった。この一年を整理する意味でもあるし、ツイートを見てくださっている方たちへの説明の意味も含めて、何が起きたか書き残しておこうと思う。twitterに書かなかったことばかりで分かり難いので時系列で並べていく。とてつもなく長いです。

まず2016年10月(早速去年まで時間が遡る)、恋人とわたしは一度別れの危機を迎えた。原因は恋人の浮気だった。元々女友達も多く、大学生の頃から女遊びが激しかった恋人の浮気にさほどダメージは受けなかった。今までも疑わしい時はあったけれど確固たる証拠もなかったし、好きだったから付き合っていた。それが10月に見て見ぬ振りができない程の浮気の証拠を叩きつけられ、初めて真剣に別れを考えた。結局「5年も付き合っていたら浮気の一度や二度は仕方ない」「男の浮気は一度は許すべき」という持論と(後にこれが間違っていたと知る訳だけど)、恋人の土下座により許した。

2017年2月、恋人と5年記念日を迎えるにあたって2人の関係を正式にやり直すことにした。ただ、この頃からわたしの心が滅茶苦茶に擦れていった。「所詮みんな自分のことしか考えていない」「彼氏がいるから彼女がいるからという理由で自分の欲求を自制するのは馬鹿らしい」そう思い始めた。恋人のことも常に心の何処かで疑って、何度も恋人の携帯を見ようとするのを我慢した。浮気は一度でも許してはいけない、と言われているのはこの所為かと思った。好きなのに信じられない。

はっきり言って疲れた。恋愛面倒くさい。恋人は何も知らないから今まで通り接してくれたけれど、正直言って今まで通りじゃ足りなかった。そうやって恋人に今まで以上のものを求めている自分にも疲れた。

2017年3月、いろんなことがどうでも良くなって今まで付き合いを控えてきた男の人たちと遊ぶようになった。好意を寄せてくれる人は何人かいた。デートに誘われたら承諾したし、お酒を飲んで酔っ払って泊まったこともある。家に泊めたこともある。気付いたらホテルにいたこともある。この時期は「良い人が現れたら恋人と別れよう」と考えていた。恋人を疑うのも疲れたし、こういう関係を他の人と続けるのも全部辞めたかった。それでも3ヶ月ほど遊んで、恋人以上の人はいないなと思うようになった。気心が知れて、一緒にいて楽しくて、不安は絶えないけど結婚するならこの人だ。

こっそり決意したのだけど、それが揺らぐ出来事があった。7月、今の恋人に出会った。親友が誘ってくれた飲み会で。「近くに住んでるし飲み友達になればいいと思って」と親友は言った。「藤には長年付き合っている人がいるから、付き合えないよ」と今の恋人にも言っていた。彼は転勤でわたしの住んでいるところにやってきて、彼女どころかこの地に友達もいないとのことだった。その日のうちにわたしと彼はすぐに仲良くなり連絡先を交換して別れた。その翌日から彼とラインのやり取りが始まった。2週間後に飲みに誘われ、ふたりで飲んだ。恋人との結婚を考えているが疑ってしまうこと、また浮気されるのではと思ってしまうことなど酔った勢いで話してしまった。「別れた方がいいと思うけどな」と彼に言われたこととキスしたのを覚えている。

8月、恋人に携帯を見られた。頻繁にやり取りをしていた彼との関係を疑われた。恋人はここ最近のわたしの様子で、「浮気しているのでは」と思ったらしい(それ以前の複数人に関しては疑われなかった)。わたしは全てを打ち明けた。恋人のことを信じきれないこと、惹かれている人がいることなど。全てを聞き終わった恋人が泣きながら言ったのが「結婚しよう」だった。プロポーズはまた改めてする、とのことだったけれどわたしがずっと待ち望んでいた言葉だった。安定を手に入れたくて恋人と結婚したかった。もうこれで不安にならなくて済むと思った。今思えばわたしも恋人もただ幼稚だったんだけれど。今の恋人には、恋人に結婚しようと言われたことも、もう会えないことも伝えた。最後に彼が「藤ちゃんが結婚しても、友達でも、俺はいつでも味方だからね」と言いながら頭を撫でた。

9月、恋人と結婚できる喜びの中で、またもや不安になる出来事があった。恋人の家庭事情と金銭問題。恋人の家庭は少し特殊だった。わたしは母と祖母にとても心配された。「今は彼だけの問題でも、結婚したら2人の問題になるのよ」「結婚前の不安は、結婚してから何倍にもなるからね」と。母には「今のままでは結婚を認めることはできません」とまで言われた。馬鹿みたいに浮かれていたのがやっと正気になった。母は恋人のことを気に入っていたけれど、それと結婚はまた違う話。恋人との結婚がこのままでは上手くいかないと思っていた矢先、追い討ちをかけるように蘇るトラウマ。恋人と一度浮気した女の関係が切れていないことを知った。



はい、全てお終いです。泣いてわたししかいないと土下座したあの日は幻?別れるのなら、きちんとしたプロポーズがされていない今だ。早々にプロポーズしてくれていなくて良かった。寧ろこのタイミングで分かってよかった、有難うございます。すしホッとした。これで終わりにできる、苦しむのも不安になるのも恋人の良いところを無理やり見つけて好きになろうと頑張るのも全部。だから10月の頭に恋人と別れた。その2週間後に今の恋人に改めて告白をされて付き合っている。

前の恋人を悪者にしたくもなかったし、わたしにも原因があったんだと思う。プライドもあったし。思い出したくもない出来事をtwitterに書き残すのは怖かった。出来れば幸せなことばかりを形に残したいから。嫌なことは、いつか忘れる。

とある方から、「結婚すると言ったときにお祝いの言葉をかけてくださった方たちを、騙しているとは思いませんか」とメッセージが来た。騙したつもりはありません。その時は本当に嬉しかったし今違う人と付き合っているだなんて想像もつかなかった。でも、騙されたと感じた方がいるのなら謝ります。


改めてこの文章を読み返すと、2017年の怒涛感がすごい。前の恋人とは別れる事になったけれど彼には良いところもたくさんあって、彼のおかげで料理も上手くなるよう努力したし成長できたことがある。5年半付き合ったことは無駄ではなかった。幸いまだ26歳だし。

2018年は、さらに凄い一年になる気がする。ジワジワと予感がする。抗っても、結局なるようになるんだから身を任せてもいいかもしれない。2017年より幸せになれたらいい。皆んながね。

よいお年を。

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