人生の決断を迫られている気がする、26歳の夏。
恋人と手を繋いで眠りに就きながら、違う人からの連絡を楽しみにしていること。
恋人と海へ行く計画を立てながら、違う人と温泉に行く話をすること。
そういえば付き合う前って、こういう感じだったなあと思いながら連絡を取り合っている人がいる。今や恋人とのラインは連絡手段でしかなくて、くだらないやり取りをすることは減った。それはそれで良い。もう6年も一緒にいるから。
戯れたり、くだらない話で笑ったり、不貞腐れたり喧嘩をしたり、誰よりも長く一緒にいるのは恋人だ。恋人以上の人はいないかもしれない。ドキドキすることは少ないけれど、愛くるしさでどうしようもなくなることがある。恋人は緩くて温かくて、わたしはこれが愛かと思う。
でも最近は突然現れた男の人のことを、よく考えている。連絡が来て嬉しく思ったり、次に会える日を心待ちにしている。恋人と付き合う前、こんな感じだったんだ、そういえば。勢いがあって、一度動いたら止まらなくなる感じ。そうだとするとこれは恋だ。
大きな決断を、もうすぐ迫られるような気がする。何が正しいかは分からない。自分で決めるのも怖いから、どちらか一方が最低で、滅茶苦茶に傷付けてくれたらいいのになとも思っている。わたしが一番最低か。それか全部が夏だけの、幻だったらいいな。男の人も、この気持ちも。
自然な流れに身を任せたら、わたしは何処に辿り着くのだろう。
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2017.08.01 02:52