料理日記

Twitterのアカウントを消し、Instagramも辞めた。部屋も断捨離がすすみ、着ていない服やバッグ、使わない香水など売りに出した。ついでに冷蔵庫内も整理整頓しスッキリさせた。ダイエットも兼ねて毎日40分かけて徒歩通勤。身体もスッキリ。身軽だとうれしい。抱えているモノが少ないというのは良いことだ。最近作ったものの備忘録。美味しくできたものは忘れないように。

そしてわたしは愛する人と

結婚します。プロポーズをされた。イタリアンレストランでディナーを楽しみ、映画館で映画を観て興奮し、部屋に入った瞬間のサプライズ。恋人はわたしの前に跪いて、愛の言葉と指輪を差し出した。恋人から「藤ちゃんと出会えて本当に良かった、人生で一番のプレゼントだと思ってる」と言われたときに涙腺が崩壊し、肝心の指輪パカッの場面は涙でボヤけてよく見えなかった。「大好きです、結婚してください」と震える声で伝えられて、動揺した。こんなドラマのようなことが自分の身に起こるとは。薄々と、この日にプロポーズされることは想像できていた。恋人は秘密が下手で、ポロポロとヒントをくれるから。それでも実際にされると頭は混乱し、動悸は激しくなり、涙が止まらなくなった。(このあと鼻血も出た)僅か半年前、恋人に出会った頃、まさかこんなことになるとは思ってもみなかった。本当になにが起こるか分からない。薬指に光る指輪を眺めても、いまいち実感が湧いてこない。ひたすら幸せな気持ちにはなる。入籍は三ヶ月後を予定している。まずは何をしたらいいのだろう。ゼクシィでも読めばいい?

2018

明けました、おめでとうございます。31日に怒涛の仕事を納め、1日にこれまた怒涛の仕事始めをした。この業界では年末年始は繁忙期だ。世の中には10連休の会社もあるらしい。いいね。やっと3日にお休みをもらったから、恋人と初詣へ。恋人は実家で年末年始を過ごしていたので、久しぶりに(といっても会わなかったのは4日間)会った。恋人はいつにも増して愛が爆発していて、わたしの写真を撮りまくったり悶えたり窒息するんじゃないかと思うほど強くハグしたりしていた。あと「会えないときのために藤ちゃんの下着ほしい」と言っていた。頭がおかしくなったのかな。初詣に出掛けてからも恋人はずーっとわたしの隣にいて、「かっわいいねえ〜」と言いながら写真を撮ったり頭を撫でたり。なんだこの既視感…と思っていたら、いつかのテレビで見たムツゴロウさんだった。彼の愛で方は、ムツゴロウさんが動物を愛でるときのそれと似ている。少し前、LINEのアプリがバグって恋人に連絡がとれない時があった。20時間ほどの間、LINEも読めず既読もつけられなかった(今思えばMessageで連絡を取ればよかったんだけど)。恋人は本当に心配をしたようで、その日の夜わたしの親友に「藤ちゃんなにかあった?既読にならないから事故にあったりしていないか心配で」と連絡したらしい。親友は「過保護か!」とツッコんでいた。親友に言われて恋人に電話をしLINEが壊れたことを...

2017

また一年が終わる。年々、流れる時間が早くなっている気がする。2017年、怒涛の一年だった。想定外のことばかりだった。この一年を整理する意味でもあるし、ツイートを見てくださっている方たちへの説明の意味も含めて、何が起きたか書き残しておこうと思う。twitterに書かなかったことばかりで分かり難いので時系列で並べていく。とてつもなく長いです。まず2016年10月(早速去年まで時間が遡る)、恋人とわたしは一度別れの危機を迎えた。原因は恋人の浮気だった。元々女友達も多く、大学生の頃から女遊びが激しかった恋人の浮気にさほどダメージは受けなかった。今までも疑わしい時はあったけれど確固たる証拠もなかったし、好きだったから付き合っていた。それが10月に見て見ぬ振りができない程の浮気の証拠を叩きつけられ、初めて真剣に別れを考えた。結局「5年も付き合っていたら浮気の一度や二度は仕方ない」「男の浮気は一度は許すべき」という持論と(後にこれが間違っていたと知る訳だけど)、恋人の土下座により許した。2017年2月、恋人と5年記念日を迎えるにあたって2人の関係を正式にやり直すことにした。ただ、この頃からわたしの心が滅茶苦茶に擦れていった。「所詮みんな自分のことしか考えていない」「彼氏がいるから彼女がいるからという理由で自分の欲求を自制するのは馬鹿らしい」そう思い始めた。恋人のことも常に心の何処かで疑って、何度...

正解を、誰かおしえて

迷走している。悩んでいる。考えている。突然、わたしの人生に入り込んできた男の人。ゆっくりと、わたしの人生に寄り添ってきた恋人。恋人から連絡が来るたび過去を思い出して、その男から連絡が来るたび未来を思っている。どちらも、なんて最低だ。その男にデートに誘われたときに「わたし彼氏がいるんだけど、いいのかな」と溢したら、「藤ちゃんの思うことも分かるよ、藤ちゃんのことを一番に考えるから、いろいろと思っていることもあるから、今度話すね」と言われてしまった。なんだよそれ。一番になんて、しなくていいよ。わたしはその人のことを、一番になんて考えられない。自分が一番。わたしはどうしたら幸せになれる?どちらを選んだら、思い描いた未来に近付ける?自己中心的なのも良い加減にしないといけない。どちらを幸せにしたいか、なのに。今、本当に半分ずつ、気持ちがあるのだと思う。そして今週末は以前から計画していた恋人との旅行がある。この旅行を計画したときは、こんなことになるとは思ってもいなかったから只々楽しみだった。それが今や、どちらを選ぶかの判断材料になってしまいそうで怖い。その旅行のあとには、その男とのデートも控えている。こんなに悩むことになるとは思ってもいなかった。このまま緩々と恋人と月日を重ねて、そのうち結婚するのだろうと思っていた。誰かが割り込んでくるなんて考えていなかったから、本当に動揺している。誰かに相談し...

愛も恋もしたい

人生の決断を迫られている気がする、26歳の夏。恋人と手を繋いで眠りに就きながら、違う人からの連絡を楽しみにしていること。恋人と海へ行く計画を立てながら、違う人と温泉に行く話をすること。そういえば付き合う前って、こういう感じだったなあと思いながら連絡を取り合っている人がいる。今や恋人とのラインは連絡手段でしかなくて、くだらないやり取りをすることは減った。それはそれで良い。もう6年も一緒にいるから。戯れたり、くだらない話で笑ったり、不貞腐れたり喧嘩をしたり、誰よりも長く一緒にいるのは恋人だ。恋人以上の人はいないかもしれない。ドキドキすることは少ないけれど、愛くるしさでどうしようもなくなることがある。恋人は緩くて温かくて、わたしはこれが愛かと思う。でも最近は突然現れた男の人のことを、よく考えている。連絡が来て嬉しく思ったり、次に会える日を心待ちにしている。恋人と付き合う前、こんな感じだったんだ、そういえば。勢いがあって、一度動いたら止まらなくなる感じ。そうだとするとこれは恋だ。大きな決断を、もうすぐ迫られるような気がする。何が正しいかは分からない。自分で決めるのも怖いから、どちらか一方が最低で、滅茶苦茶に傷付けてくれたらいいのになとも思っている。わたしが一番最低か。それか全部が夏だけの、幻だったらいいな。男の人も、この気持ちも。自然な流れに身を任せたら、わたしは何処に辿り着くのだろう。

焼き肉の相性は性格の相性だと思う

七夕の日、恋人と焼き肉を食べに行った。恋人が仕事から帰ってくる前に、わたしはシャワーを浴びてメイクと髪のセットをした。紺色の麻のロングスカートに、ミントグリーンのノースリーブニット。我ながら「これはイイぞ」と思った。夜のデートはそれに合ったお洒落をするのが楽しい。ぜったい二人でお酒呑みたいね、ということで歩いて焼き肉屋まで行き、わたしは生中、恋人はウーロンハイを頼んだ。なんの記念日でもない、だから乾杯の言葉は「仕事おつかれー!」。店のビールが美味しく感じるのは、ジョッキの重みが理由のひとつにあると思う。少し腕に力を入れてジョッキを持ち上げて、泡に口をつける。あとは勢い。幸せのとき。隣には恋人もいるし。カウンター席みたいなところにふたり並んで座ったから。焼き肉を食べに行くとき、わたしはほぼ全部を恋人に任せている。肉の注文(食べたい肉やタレか塩か等は一緒に決める)、焼き方、焼くペースなどなど。恋人は学生時代に焼肉店でアルバイトをしていたから焼き肉に詳しい。自分で焼くより恋人が焼いたほうが遥かに美味しい。肉をひっくり返すタイミングが絶妙なのだ。焼肉奉行。わたしは「はいどうぞ」と言われた肉を食べるだけ。たまに顔を見合わせて笑うだけ。幸せだなあと呟くだけ。何もしなくていいのかなあと一瞬思ったけれど、恋人が「藤さんは最高、本当に分かってる」と嬉しそうだったからこれでいいらしい。焼き肉は、性格が...

夏を楽しむ方法

梅雨、明けたんじゃない?僅かに期待してしまう。だってこんなに良い天気で、暑くて、夏!先の天気予報を見ればまだ傘マークがついているけれど、別にいい。3連休と素晴らしいお天気が重なっただけで、無敵。季節の中で夏が一番好きだ。暑ければ暑いほど気分が上がる。踊りだしたくなる。出掛けたくなる。夏は服に困らないのもいい。Tシャツかタンクトップにジーンズ、以上。ノースリーブのワンピース、以上。夏はシンプルに限る。あとは食べ物が美味い。夏バテなんてしたことない。夏野菜は太陽の光を浴びて鮮やかに輝いているし、暑い日に食べる冷麦や冷やし中華も身体が喜ぶ。外で炭火を起こして肉を焼けば力が漲る。食べ物だけでなく酒も、夏が一等美味い。フウフウと汗をかいて帰ってきて、シャワーを浴びる。はやる心を抑えながら、下着を身につけただけの姿で、冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを取り出す。プシュッグビッゴクゴクゴク。ああーーーーーー。ハイボールでもいいな。網戸から入ってくる温い風を浴びて、身体が緩やかになっていくのを感じる。海、山、川に行くのも夏がいい。海にいくことになったら、水着を引っ張り出してきて家で着てみる。これだけで楽しい。そのままお風呂掃除をしたりもする。山もいい。照りつけるような陽射しも、山の中に行けばチラチラ光る木漏れ日になる。近くに川があれば最高。靴と靴下を脱ぎ、ジャブジャブと膝下くらいまで入ってみる。...

料理をすることは、愛すること

この日記にちょっとだけ書いたこと。ご飯を作ってあげたいって、きっと愛だ。そう思っていたら、土井善晴先生の記事に「料理をすることは愛すること」と書いてあり、確信に変わった。自宅に恋人や友人を招いて、おうち居酒屋をするようになった。メニューも作り、お通しや〆の一品も考える。その日の料理の構成を考えているときや、スーパーで買い出しをしているとき、恋人や友人が到着するまで待っているとき、料理を作っているとき、そんなときに常に頭にあるのは「どうしたら喜んでもらえるか」だ。「料理をすることは愛すること」に気付いたのは、くだらなくて無意味な日々の中だった。恋人以外の男の子が家にきても、料理を作ろうとは思わない。寧ろ料理はしたくない。コンビニで買ったつまみや、適当なお菓子でいい。「ご飯、何する?」と尋ねられても「外で食べたいなあ」と答えていた。でも恋人は違う。恋人に料理を作ってあげるのは楽しい。なんにも苦じゃない。朝早く起きてお弁当やお握りを作るのも。なんでだろう、なんで恋人の為に料理をするのは楽しくて、他の男の子に料理を作るのは躊躇うのか。暫く考えて「ご飯を作ってあげたいという気持ちは、愛なのかもしれない」と思った。その人のことを想いながら料理をする。料理をしていると、自然とその先の相手のことを想っている。好き嫌いのことを考えたり、味付けの好み、野菜を多めにするだとか。それは愛だろうなあと思う。...

堂々とひとりで乾杯

昨日、洒落たBGMが流れるカフェを出て意気揚々とスーパーに向かった。夏野菜が、安い!!!トマト、ズッキーニ、ピーマン、とうもろこし。夏はいい。夏野菜ラブ。どれもこれも買い物カゴに放り込みたかったけれど、明日から4連勤だし沢山買っても使い切れずに駄目にしてしまうかも。晩酌できる喜びに浮かれながらも、その辺はしっかり考えておく。選りすぐりの食材たちを抱えて帰宅、即料理開始。以下が料理の内容。

酒を呑むということ

洒落たBGMの流れるカフェで、珈琲を飲みながら酒のことを考えている。今日はお休みだ。夜はいつもより少し手間をかけて料理を作り、好きな酒を呑む。絶対。友人が、「歴史あるワイナリーのだよ」と誕生日にくれた赤ワインがある。でも今日飲むのは勿体無くないか。どうせならもっと特別な日に、特別な人と飲みたい。だったらジントニックにしようか。キンキンに冷えたジンとトニックウォーター、ライムも冷蔵庫に常備してある。いや、やっぱり普段買わないようなちょっと値の張るビールを買って、グラスも冷やして、ひとり贅沢にやっちゃおうかな。わたしは大人になって本当に良かったと思う。酒のことを考えているとき、それに合う料理を作るとき、好きな人と乾杯をするとき、グラスに唇をつけたとき、ほろ酔いで語り合うとき、心から幸せ!!!!と思う。こんなにお手軽に幸せが手に入っていいのでしょうか。アル中ではありません。ひとりで酒を飲むことも好きだし、ふたりで、大勢で飲むのも大好きだ。たまに「ひとりで飲むの、寂しくない?」と聞かれることがある(少し冷ややかな感じで)。答えは「え?ぜんぜん」です。好きな雑誌を読みながら、好きな映画を観ながら、好きな食べ物を食べて、酔っ払ったら寝られるなんて最高じゃん、と思っている。好きな人たちと飲んでいるときと、全く、楽しみ方が違う。誰かと酒を飲む楽しさ、それは距離がグッと近くなる瞬間にある気がする。「...